海外赴任:英語(英会話)の3つの不安にお答えします
1. 読者の悩み
海外赴任が決まったけど、
・英会話力がないけど大丈夫かな
・赴任まで時間がないけど、どうやって英会話を勉強したら良いのだろう
・英会話を勉強したけれど自分の英語が通じるかどうか不安
こういった疑問にお答えします。
2. 本記事の内容
・英会話力はそんなになくても大丈夫な理由
・赴任までの事前準備
・英会話で相手に通じなかった、相手の言うことがわからなかった時の対応方法
この記事を書いている僕は、アメリカに約4年ほど駐在した経験があり、相手の国籍に関わらず、概ね英会話をすることができます。
元々英語は好きではあったものの、海外赴任前にお仕事で英会話に触れる機会は、月1回程度、英語圏の人との会議に同席する程度でした。
3. 英会話力がそんなになくても大丈夫な理由
海外赴任前に英会話力がそんなになくても問題はありません。
最初から上手に話すことができる人はいません。
①僕自身のエピソード
僕自身も赴任当初は、Hello. How are you ? で会話が終わってました。
週末何した?なんて質問された時には「go shopping」と単語を並べるのが精一杯。
それ以上のエピソードは話せませんでした。
加えて生来の内気な性格もあり、自分から話しかけることもできませんでした。
ここまで読んだ方は、
「本当に英会話力がなくても大丈夫なの?」と思われるかもしれません。
しかし問題ありません。
あなたの現在の英会話力がどうであれ、必ず上達します。
なぜなら「英語を話さないと生きていけないから」です。
僕の経験を例に話します。
ある時、ガゾリンを入れにガソリンスタンドへ行きました。
アメリカはセルフサービスが基本となっており、自分で車の給油口にノズルを入れて給油します。
さて、給油が終わりレシートが出てくるのを待っていましたが、一向にプリントアウトされません。どうやら紙切れのようでした。
レシートがないと経費精算ができないので、何とかして手に入れなければなりません(そうしなければ自腹になってしまいます)。
そこで、ガソリンスタンドに併設されている売店のスタッフらしき人に自分の車を指差しながら、勇気を出して「receipt please」と言って、無事、レシートを入手しました。
アメリカに住んでいて感じたのは、
日本と比べて思った通りに事が進まない事が多い、という事です。
ですから、自分から相手に考えを伝えて現状を変えていかないと、自分が損をしてしまうことがあります。
「あうんの呼吸」みたいなものはありません。
そんな時、英会話力が鍛えられます。
最初は多少の苦労はあるかもしれませんが、
英会話力は必ず上達します。
②出張者のエピソード
アメリカ駐在中の業務の1つとして、長期出張者の受入がありました。
僕が対応した出張者は、ほとんどの場合、
英語がカタコト(簡単な単語が言える程度)しか話せませんでした。
彼らのアメリカ滞在中、買い物など生活に関わることは、当然のことながら全て彼ら自身で行わなければなりません。
最初は僕が付き添って、スーパーマーケットの場所や購入方法など、多少のお手伝いをしました。
しばらくすると、長期出張者はメキメキと会話力が上達しました。
後になって聞くと、やはり自分で何とかしなければならないという気持ちになったとのこと。
その結果、人によってはアメリカに着いてから2~3週間で、バスや電車を使って一人で移動したり、観光地巡りをする人もいました。
お仕事でも英語で色々な国の人と話せるようになり、とても生き生きとしていました。
4. 赴任までの事前準備
とはいえ、異国の地で初めて暮らすとなると、多少なりとも不安があるかと思います。
事前準備としては、
日本人以外で英語を話す人と会話して、会話に慣れておく
のが良いと思います。
あくまで「話すことになれる」であって、
文法や単語の「学習」にフォーカスしないことです。
僕の場合はオンライン英会話スクールを利用しました。
多くのオンライン英会話スクールがありますが、僕が利用したのは「レアジョブ」でした。
僕がレアジョブを利用していた頃は、
オンラインスクールが徐々に広がりを見せていました。
その中で、ダントツの低価格英会話オンラインスクールでした。
教師はフィリピン人で、とてもフレンドリーで話しやすかったです。
数多くの話す機会を設けるためには、低価格なのは魅力的でした。
5. 相手に通じなかった、相手の言うことがわからなかった時の対応方法
この不安も結論から言えば、問題ありません。
なぜなら、相手に通じていないケースは日本人以外でもよくあるからです。
アメリカは多民族国家です。
そのため、英語が母国語の人種はもとより、日本人、中国人、韓国人、インド人などアジア系の人たち、スペイン人、イタリア人、などヨーロッパの各国の人たちなど、色々な国籍の方がいます。
そのため、「それぞれの英語がある」と言った感じです。
僕の住んでいた周辺は、感覚的には、英語を母国語としない人の方が多かったです。
そのため、僕も含め彼らの発音にはクセがあり、ましてや文法崩れの場合もあります。
もし相手が何をいっているのか、何を言おうとしているのか分からなければ、
君の言っていることは○○○ってこと?(You mean ….)
と聞いてみるのです。
そうすると相手は僕がよく理解していないと感じて、身振り手振り、場合によっては図示したりして、丁寧に説明してくれます。
もしかしたら相手に再度聞くのは失礼と思うかもしれません。
ですが、ほとんどの場合、相手は気にしていませんので大丈夫です。
また英会話をしている流れの中で、相手が自分の言いたいこととは異なる理解をしていることに気づく事があります。
もしくは、最初から理解されておらず、
「もう一度、言ってもらえないか」
と言われることもあります。
この場合も気にしなくて大丈夫です。
もう一度、言えばいいだけです。
単に自分の声が小さくて聞こえていなかった、なんてケースもあります。
なので繰り返しになりますが、英会話力が何であれ問題ありません。
自信を持って赴任してください!
(終わり)